つややかに光を放つ髪の毛を辿り、 切り抜かれた一瞬の永遠を手にする。 鋭い横顔を息を詰めて見つめた、 届かないと知っている、から 瞳はいつも正直だ。 濃いブラウンのローファーの諦めは見抜かれて。 足元の水たまりが乱反射してゆらゆら、 ひずんだ青空をよぎる白雲、ふちに滲む茜色、 明日の天気なんてどうでもよかった。 きらきらしい水面だけが今の全て。 #ヘキライ 参加作品 季刊ヘキ https://twitter.com/kikanHEKI 2017/1/8