晴れた空の音がして
カーテンを開け放つ休日の朝
九時の街角には
すでに行き交う人々のささやきが満ちて
隣人は洗濯機を回している、
たぶん窓を開けて
くらしには音が詰まっている
ありふれた食器
つみ重なった本のページ
あなたへ向かう足音
焦がしたフライパン
わたしの身体はあふれて
鼻うたをこぼす
あかるい開放音のひびきで
ときに自分をだましながら
日々を続ける、
きっと耳はわらっている
2018/6/2
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