おめでたい

たとえば、
何をたとえようとしたんだっけな、
こんな小さい頭で
ずっと生き延びてきた と思うと
時折は拍手をしてあげなくっちゃ、
「おめでとう、わたし」「ありがとう、わたし」
積み重ねがずれて崩れる日だってあるのだし、
もう何ひとつ積みたくない日もあるし、
ぐるぐるのうず巻きに抜け出せない週もある。
落とした積み木は、
数え切れないだろう。
ぶつかったり 飛んだり 跳ねたり 避けたりして
足腰、ずいぶん鍛えられた。
振り返りすぎると
沼があらわれるから
ほどよく切り上げる。
まだ、冬もあたたかな島に行ったことがない。
この頭と身体でどこまで
切り開けるかな、
機嫌よく、ドアをひらく、
外はすっきりした青空、
のんきな鼻歌をこぼしてみる。

 

2019/11/09~11/16