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20220923〜0924 山口旅

ゴールデンウィークに友人1と「秋に旅行しよう」と話をして、9月の三連休で行くことを決めて、友人2を誘い、湯田温泉のホテルを予約した。ここまでは早かった。その後、プランを決めるわけでもなく、1ヶ月前に新幹線の切符を購入した。この時点で決まっていたことは、湯田温泉に行くということだけ。

友人15日前くらいになって、グループLINEを作ってくれた。そこで決まったことは、1日目は中原中也記念館に行くこと、お昼ごはんと晩ごはんを食べるお店。どうにも、旅先での行動に計画性を持ち合わせていない3人組のようである。

 

友人1と新大阪で、友人2と新山口で合流し、湯田温泉でお昼ごはんを食べた。ホテルに荷物を預け、中原中也記念館へ。一緒に見るのではなく思い思いに歩き始め、最後は館内の読書スペースで合流。歴代の中原中也賞受賞作と今回の候補作を見た友人1に「きみの本もあったのか?」と聞かれ、「確かにあった」と答えたり、「この場所でマーサさんと初対面だった」という話をしたりした。

記念館を出た後は、狐の足あとで足湯に入る。意外と熱くて、温まることこの上なく、真夏でなくてよかった。

お土産の山口外郎を買って、ホテルにチェックイン。YCAMに行ってみることにする。山口情報芸術センターだから、何かギャラリーで常設展があるのでは、と思っていたら予想と違った。シネマがあって、吹き抜けのホールでアートのトークイベントが行われていた。

山口市立中央図書館が併設されていたので、入ってみた。そうしたら詩の棚に自分の本があって驚いた。管理バーコードの下に『きょりかん』には「第23回中原中也賞候補作」、『声を差し出す』には「第25回中原中也賞候補作」と説明ラベルが小さくついていた。大崎清夏さんの『地面』が台紙に挟まれた状態だったので、不思議に思って開いてみたら、台紙の内側にポケットがついていて、そこに本が収められていた。本は表紙が薄手の紙の中綴じホッチキス製本だった。それで、中也賞は私家版にもしっかり目を配ってくれる、中身を見てくれている、と改めて思った。

晩ごはんを食べて、部屋で少し話をして、解散。足湯中も、歩いている時も、ごはんを食べる時も、なんだかんだで他愛もない会話をしていた。これは複数人で旅をする良いところ。

湯田温泉なので温泉に入らなければ、楽しみが半減である。泊まったホテルは地下浴場と屋上露天風呂があったので、夜は地下浴場に行った。いつもの癖で、15分くらい浸かっていたらかなり体が温まり、部屋に戻ったら眠気が凄まじかった。

 

2日目。前日に歩き回っているとき、ようやく行き先を秋芳洞に定める。レンタカーを借りようとしたけれど、空きがなかった。三連休だものな。バスで行けることがわかったので、バスに合わせて行動する。

朝は早めに起きて、屋上露天風呂へ。朝から良い気分になり、化粧をして朝ごはん。

湯田温泉を8:48発の路線バスに乗り、9:30頃に秋芳洞バスセンターに到着。帰りのバスは、12:25発の新山口行き。

秋芳洞は思ったより広くて長かった。洞窟内だからか、湿気が多くて汗をかいた。ライトで照らされているものの薄暗く、わたしはあまり洞窟に感動しないタイプらしいと思った。というより、秋吉台に上書きされたのかもしれない。

秋芳洞のエレベーターで秋吉台方面に出る。秋吉台展望台まで行って、その見晴らしの良さがとてもよかった。空気も爽やか。カルスト台地らしく岩がごろっとある草原、丘、青空、山並み。栗のジェラートを食べて、アイスクリームよりさっぱりしつつ栗の味が生きていて美味だった。少しだけ遊歩道を歩いて、バスの時間に間に合うようにバスセンターへ戻る。秋芳洞をもう一度通る気にはならず、普通の道を延々と下って、下りだから足がつらかった。

新山口で遅めのお昼ご飯を食べ、帰路に着いた。

 

久々に旅らしい旅をしたので、心身に快い。ライブで東京に行くのとはまた違った楽しみであり、違った快さ。めちゃくちゃ歩き回ったので体は少々疲れたが、精神は軽くなっている感じがする。