文学フリマ大阪12のこと、今後の予定

 文学フリマ大阪12に出店しました。会場は限界までブースが詰め込まれていて、人の数と熱気が凄まじかったです。これでも抽選で200組以上が落ちているらしく、次回の日程や会場の発表はなかったのですが、おそらく会場が変わるのではないか、と思っています。出店数が増え、来場者数も増えて、ゆっくり見て回るのが難しくなってきている印象です。第四回から出ているのですが、表紙を眺めている人に声をかけても立ち止まってもらえないことが増えたり、隣のブースに来た人が流れで見て行ってくれることが減ったりしている気がします。

 売れ行きとしては、詩集の新刊がない割には健闘したと言えるでしょう。とはいえ、初めて1冊も売れない本が出て、ちょっとショックではあります。ディスプレイと宣伝に一工夫加えたほうがよさそうです。

 そんな中、熱心に試し読みをしていた方が「よし、決めた!」と2冊買ってくださったり、試し読みをせずに新刊を買うという方に、詩集ではないがよいのか確認したら「全部読むって決めているの」と言ってくださったりして、やはり出てよかったなあと思います。また、新刊を買いつつ『あかるい身体で』がとてもよかったと伝えに来てくださった方がいらっしゃって、出店する楽しみは売れ行き以外にもあるので、来年も文学フリマ大阪には出店する予定です。

 今後の予定としては、2025年の夏に新しい詩集を作ろうと考えています。今のところ私家版の予定です。わたしに費用負担が発生しない形で出せるのであれば出版社から出したいとは思いますが、それは難しいでしょう。

 文学フリマに関しては、現時点で京都や東京は見送ります。広島や香川、岩手などに旅行を兼ねていくほうが楽しそうだなあと思っています。とはいえ、2025年2月の広島は日程的に厳しそうです。

 日記本については、『戦略などなかった』の売れ行きで第二弾を出すか考えます。もし出すとしたら、文学フリマで買ってくれた方と葉ね文庫でたまたま会ったときにエッセイを褒めてもらったので、詩以外の題材も取り上げつつ、エッセイ+日記の抜粋という形にすると思います。